2013年12月30日月曜日

年の瀬…ですかね?(笑) 〜ジュグー生活 第8週目

気がつけば、12月も終わりに近づきました。
日本は、年末の雰囲気が街中に溢れているんでしょうね。きっと。

ここジュグーでは、年末っぽい雰囲気は全くありません。(笑)
というのも、休みは元日のみ。あとは通常営業です。
先週のクリスマスから丁度一週間で元日なので、なんだか休みが飛び飛びにあるなぁ、って思う程度です。


去年のこの時季とは、本当に何もかも違う環境にいるんだな、と改めて思います。
去年の年末年始は、自分がまさか1年後、アフリカに、ジュグーにいるだなんて、想像すらしなかったよなぁ〜。


そんなジュグーでの生活も、第8週目を終えました。
ここの暮らし方にもだいぶ自分なりに慣れてきて、その分衝撃も少なくなりました。

でも、まだまだ知らないことも多い。
きっとこの先、この街で過ごす時間が長くなると同時に、色んな発見がまだまだ出てくるはず。好奇心を失わないように、じっくりと見て行こうと思います。


僕にとって、2013年は、本当に変化の一年だったな。
その変化を、僕のこれからの生き方のスタートにしたいと思っています。


あなたにとっての2013年は、どんな一年でしたか?
どうぞ、好い年をお迎えください。

2013年12月26日木曜日

穏やかな日

クリスマスでしたね。どんな日を過ごしましたか?
日本では祝日にはならないので、お仕事だった人も多いと思います。

ベナンでは、クリスマスは祝日です。学校も仕事もお休み。
イスラム教徒が多いここジュグーでも、それは同じです。

ジュグーのクリスマスは、なんとなく日本のクリスマスと似ています。
ヨーロッパのように家族と過ごすというわけではなく、クリスマスを理由に、友達とパーティーしたり楽しむ日のようです。
そのせいか、昨日から街中がなんとなく浮かれた雰囲気に包まれていて、あ、これがジュグーのクリスマスなのかな、と感じることが出来ました。
昨日の夜も、遅くまで出歩いてたり、盛り上がってたりする人が多かったです。


面白いなと思ったのは、イスラム教徒の人も『Joyeux Noël!!(フランス語でメリークリスマス)』とか『Bon fête!!(楽しい祝日を)』とか挨拶していたことです。

アメリカなんかだと、Merry Christmas!の代わりにHappy Holiday!なんて言ったりするみたいですが。
でも、相手の宗教を尊重するのであれば、その宗教に合わせた挨拶をする方が好い気がします。

確かに、Happy Holiday!とかSeason's Greetingとかは、政治的には正しい言い方なのかもしれない。けれど、政治がいつも正しいとは限らない。
相手がいるからこそ生じるのが挨拶なのであれば、相手の立場に立った挨拶をするのが心地好いと、僕は思うのです。


さて、そんなクリスマス。
改めて自分の幸せを感じることも多い日だと思います。


でも、改めて言うまでもなく、その幸せは世界共通ではありません。

シリア、中央アフリカ、南スーダン…
争いに巻き込まれて、逃げ惑うことすらできない人々がたくさんいます。

フィリピン、イギリス、ブラジル、そして福島…
自然災害の被害にあって、そこから立ち上がろうとしている人々もたくさんいます。


この時季だからこそ。

もし、プレゼントの予算がちょっとだけ余ってたら。
もし、忘年会を少しお得にやることができたら。
もし、セールで思ってた以上にお得な買物ができたら。

その余裕ができた分を、この地球に住むみんなで分かち合ってみませんか?
ちょっとの幸せのお裾分けでも、その力は決して小さくないから。



幸せを感じると、人は暖かくなる。
一人でも多くの人が、暖かくなれたらいいな。

2013年12月23日月曜日

『未来』について、考える。 〜ジュグー生活 第7週目

先週に引き続き、これからのことを考える一週間でした。

と言うのも、この12月中に、JICAに対して第一号の報告書を書く必要があるのです。
で、その中で、活動の準備状況というのを記載する箇所があり、それにも関連して、これからのことをあれやこれやと妄想する一週間でした。


でね、考えてる間に、ふと思ったのです。

『この国の人たちは、未来のベナンをどういう国にしたいのだろう?』


と言うのも。

この国(というか、多くの経済発展途上国)では、学校で情操教育があまり行われていません。授業も、先生から生徒に一方的に教えるだけのことが多いとか。

そういうスタイルの教育を受ける時、子供たちは未来のことを想像するのかな?と、疑問を感じました。

僕は、幼稚園でも小学校でも、将来何になりたい?とか、未来の町はどんなだろう?とか、作文や絵を書いた記憶があります。
だから、自ずと自分の将来や住んでる場所の未来を、子供ながらにイメージしました。


でも、そういうイメージを、子供の頃にしなかったら?
生活をするには金がかかるから、金を稼がなかったら生きていけないんだ!としか、周りの大人が考えていなかったら?


どちらが正しいとか間違ってるとか、そういう話ではないのです。


ただ、将来をイメージしなかったら、どうやって夢を叶えるんだろう?
未来をイメージしなかったら、どうやって国を作っていくんだろう?

それが、気になるのです。


経済発展途上国での援助や支援の活動をしていると、どうしても自国と比較し、自国で行われているやり方を手本としてしまうきらいがあります。

でも、この国の未来は、この国の人たちが考え出すべきだと、僕は思うのです。
僕は、そのお手伝いをするだけ。
どうすればその未来を作ることが出来るのか、一緒に考えるだけ。

他国の人間が先頭に立つべきではないと思うのです。
他国の人間が先頭に立ってしまうと、どうしてもその国の模倣で終わってしまう。

それって、『この国の未来』…なのかな?


年明けから、小学校の子供たちを対象にアンケート調査を行う計画をしています。
その時に、彼らの夢や将来について、ちょっと聞いてみようかな。


そんなことを考えた、ジュグー生活第7週目でした。

2013年12月16日月曜日

20years 〜ジュグー生活 第6週目

今週は、誕生日があったこともあり、今までのこととか、これからのこととかを考えることが多い一週間でした。

先日38歳になった、ということは、青年海外協力隊の任期を無事に終えることが出来たら、僕は40歳になる、ということです。
はい、アラフォーです。(笑)

人生80年だとすると、ちょうと半分。
20年を一つの区切りとすると、20歳から今までは、もがいていた時期だった気がします。
その最後の2年間も、こうしてベナンの地でもがこうとしている…ある意味、この20年の〆にふさわしいのかもしれません。(笑)

そして、次の20年。
起承転結でいうなら『転』、PDCAサイクルでいうなら『check』の時期に突入します。

僕は、どんな人間になりたいのか。
僕は、どんな生活をしたいのか。

20歳のころにも考えていたことと同じことを、40手前にしてもう一度考えている。
まぁ、自分で言うのもアレですが、これじゃ所謂“普通”な暮らし方が出来ない訳ですな。
あははは。

閑話休題。

備忘録を兼ねて、38歳になった今の気持を書き残します。
(自分宛のメモでもあるので、日英ごちゃ混ぜなのはご勘弁あれ。)

僕が今興味あること。
・sustainability:人間の暮らしは、持続可能か。そもそも、“持続可能”とはどういう状態なのか。
・tourism:僕にとって、旅は必要不可欠だ。旅は僕の教科書だ。
・organic food / agriculture:人間にとって、食は必要不可欠だ。食の安全はヒトの暮らしの基本だ。
・nature / environment:ヒトは自然の一部だ…が、ヒトはそれを忘れてしまっているのではないか。

これらの興味を突き詰める前段階として、今のベナンでの活動がある、と考えています。
そして、ここでの現実・経験が、きっと次への種になると思っています。

協力隊の活動もしつつ、その次のことも、ちょっとずつ考えていこう。
そんなことを考えていた、6週目のジュグー生活でした。

2013年12月12日木曜日

38になりました。

38年前の12月12日午前11時15分、僕はこの世に生まれました。

とは言いつつも、38にもなると、わざわざ祝うのもなんだかねぇ…という気持もあり、普段と全く変わらない一日を過ごしております。

ただ、38年前に僕を生んでくれて、なんだかんだ言いつつ好き勝手な人生を歩ませてくれている両親・家族に、感謝です。

いつも、今までも、これからも、ありがとう。


今年の誕生日が今までのそれとは大きく違うところ。それは、世界中からおめでとうのメッセージを頂いたことです。

これも、青年海外協力隊員の醍醐味かもしれません。(笑)


日本で僕の活動を楽しみに応援してくれているみなさん。
世界の各地で同じようにもがいているであろう同期隊員。

みんなの一言ひとことが、僕を考えさせ、そして前を向く勇気をくれています。

本当に、ありがとう。


ベナンに来て2ヶ月ちょっと、ジュグーで暮らし始めて1ヶ月ちょっと。
フランス語が聞き取れず、言いたいことの半分も言えず、本当に悔しい日々を過ごしています。

それでも、周りの人々に助けてもらいながら、どうにか毎日を暮らしています。
彼らの優しさに、甘えてしまっているのが現状です。


だけど、僕は彼らと一緒に仕事がしたい。
一緒に悩み、一緒に迷い、一緒に道を見つけたい。

だから、もっと頑張ろう。
自分の出来る限りを、出来る限りやってみよう。

そう思う、38歳の誕生日です。

2013年12月9日月曜日

ハルマッタン、はじまったん? 〜ジュグー生活 第5週目

今週は、体調が悪い状態が続いていました。

始まりは、耳と鼻の奥と喉の痛み。
僕は風邪のひき始めに耳とかが痛くなること多いので、これも風邪かなぁ?と思ったのが月曜日。

火曜日には、頭痛と微熱も出てきました。そして、涙が止まらない。
水曜日も、同じ状態が続きました。

で、木曜日には、カウンターパートにコトヌーで検査してきた方が良いのでは?と言われ、急遽、金曜日にコトヌーへ行くことに。

金曜日の朝6時過ぎ、まだ暗いうちにお家を出て、コトヌーに着いたのが実に12時間後の午後6時過ぎ…。
その足で、JICAの顧問医の先生のところへ行き、診察してもらいました。

結果は、アレルギー性の鼻炎…つまり、花粉症みたいなヤツ。

ハルマッタンが始まって、砂埃や乾燥で、症状が出たようです。
あー、ベナンにいる間は花粉症にはならずに済む!と、何の根拠もなく思ってたのが、いやはやあっさりと裏切られてしまいました…と言うか、花粉症よりもヒドいかも?(^^;;

処方された薬のお陰で、症状は治まっているので、まぁ大丈夫でしょう。
来年は、この時期になったら直ぐに病院へ行くことにします。

ちょっと辛い一週間だったけど、またひとつ、ここでの生活に慣れるためのノウハウを蓄積できたかな?と思います。

2013年12月2日月曜日

シアワセって何だろう? 〜ジュグー生活 第4週目

12月になりました。
ベナンに来て2ヶ月、ジュグーで暮らし始めて1ヶ月が経とうとしています。

このところ、人間の幸せって何だろう?と考えています。

きっかけは、“開発”とか“援助”とかについて考えたことです。
確かに、この国は貧しい。生活の質も、衛生や保健の面から見ても、まだまだ改善すべき点は多いのが実情です。

でね、ここで考えたんです。
『何のために、改善するのか?』って。

もちろん、病気にかかりにくくなるように、とか、生活の質がよくなるように、とか、改善の目的は判るんです。
でも、その先のことを考えると、何とも言えない感情が、心の底の方に湧いてきます。

どういうことか言うと、例えば生活の質が向上して、衛生面も改善される。
そうすると、病気にかかりにくくなる。
その結果、恐らく寿命が伸びる。

もちろん、長生きできる環境が整うことは、素晴らしいことです。
でも、社会がそれについていけなかったら?

そう。今の日本社会を考えると…。

そこで、ふと、ヒトのシアワセって何だろう?って考えてしまうのです。

この問いには、完璧な答えはないし、一人ひとりの答えも違うでしょう。
けど、だからこそ、僕は、この問いを常に頭の端っこに置いておこうと思います。

この問いが、きっと僕が進む道の方位磁石になると思うから。

2013年11月25日月曜日

ジュグー生活 第3週目

ジュグーでの生活も、3週間が過ぎました。
けど、正直まだまだ慣れないです。

生活のパターンは出来てきました。
が、昼間の暑さに、身体がまだ順応しきってないようです。

それでも、それなりに生活出来ているので、暑さにもそのうち慣れてくるでしょう。(笑)

仕事の方は、今週は研修生の2人が学校でアンケートをするのに同行させてもらいました。
アポなしでいきなり校長先生に会ったりと、色々と驚きがあります。(笑)

学校衛生は、どこも似たような問題を抱えているようですが、それでも、状況は各校で異なっているようです。
生徒たちと何か活動できるかなー。
そんなことを考えながら、歩き回った一週間でした。

来週は、11月最後の一週間。
今月のまとめをして、来月への計画をしようと思います。

2013年11月18日月曜日

ジュグー生活 第2週目

今週からは、午後も市役所に出勤し始めました。
午後、と言っても、始まるのは15:00から。
ちなみに、この国の勤務時間は、だいたいこんな感じ↓
午前:8:00〜12:30
昼休み:12:30〜15:00
午後:15:00〜18:30

そう、昼休みが長いです。
で、だいたいみんな一度お家に帰ります。
で、昼寝します。(笑)

そんなペースでの暮らしです。


今週はガスを追いかける一週間でした。(笑)
まず、ガス台を買い、そのガス台を置くテーブルを作ってもらい、そしてようやく昨日、ガスタンクを手に入れました!

それぞれの物を探していたときは、なかなか見つからなくて焦ったけど、結果的には一週間で揃えることができました。
もう、上出来でしょう。

そんなペースでの暮らしです。


自炊できる環境にもなったので、生活はまた一歩整った気がします。
来週は、ちゃんとネットに接続できる環境にしようと思います。

そんなペースでの暮らしです。


少しずつ、ちょっとずつ、ね。



2013年11月11日月曜日

ジュグー生活 第1週目

ジュグーでの暮らしが始まりました。

ここは、コトヌーから北へ約500kmのところにある、ドンガ県の中心都市です。
この街から、北西へはブルキナファソに、西へはトーゴに、東へはナイジェリアに通じる道が走っているため、交通の要衝になっています。

そんな街で、僕の協力隊生活の第一歩を踏み出しました。
勤務先は、ジュグー市役所の公衆衛生課という部署です。

初出勤だった今週は、まだお家の準備もままならないため、午前中だけの勤務にしてもらいました。
で、その午前中には、公衆衛生班という市民のみなさんに衛生指導をするおっちゃんの後ろを付いて周って、活動の様子を見学していました。

で、その結果…

はっきり言って、ここで何ができるか、まだ全く判っていません。
ま、そんなもんでしょう。(笑)

ただ、なんとなくの方向性は朧げながらあるのかな、って考えています。
それでも、焦ることなく、半年くらいかけてジックリと活動の計画を練り練りしようと思います。

その前に、先ずは生活を整えなきゃ。

♪新しい場所で上手くやっていけるかな〜
♪音楽をかけて計画を練り練り〜


2013年11月5日火曜日

コトヌー最後の夜です。

今夜が、赴任前にコトヌーで過ごす最後の夜です。


この1ヶ月間、この街で現地語学訓練を受けていました。
最初は、日本の派遣前訓練で習ったフランス語とは違ったアクセントに驚いたり、なかなか話す度胸がなかったりしましたが、この1ヶ月でだいぶ慣れたように感じています。

コトヌーは、ベナンで一番大きな街だけあり、(金に糸目をつけなければ)それこそ東京で暮らすのと同じような物を買うことも出来ます。
それでも、街を歩けば(当たり前だけど)日本とは違う景色があり、少しずつ、自分の身体の中にベナンの空気が入ってくるような、そんな日々を過ごしました。


ベナンに来て、一番気に入っている習慣があります。
それは、シエスタ。この国の人々は、昼休みを2時間半くらいとります。で、昼寝をする。それが、僕のペースにすごく合うみたい(笑)。
この1ヶ月、僕も毎日昼寝をしています。早くも、ベナンの習慣の一つが、僕の身体にしみ込んでいるようです。


先日、語学研修旅行と称した2泊3日の小旅行がありました。
これは、それぞれの隊員が、自分で旅行を計画し、自分で手配し、一人でベナン国内を旅行してみる、謂わば、語学を実践的に使ってみることを目的とした旅行です。
この旅行で、僕は自分の任地であるジュグーへ行ってみました。

ジュグーは、コトヌーからバスで約9時間、約500km北にある地方都市です。
ベナンの中でもイスラム教徒が多い街として知られていて、コトヌーとはまた違った雰囲気の街でした。


そのジュグーへ、明日、引っ越します。

ちょうど一年前、青年海外協力隊に応募しました。
そして、明日、僕は新しい一歩を踏み出します。


いよいよ、です。


技術補完研修のときに頂いた、同じ環境教育隊員の間で支えとなっている言葉があります。

『好い戦いをしよう。』

これから先、多くの辛苦があると思います。
そこでつまずくのも、そこを避けるのも、そして乗り越えるのも、自分自身です。

そういう意味では、これからの日々で戦う相手は、自分自身なのだと思う。

果たして、僕は、任地でどんな活動ができるか、まだわかりません。
それでも、自分の弱さにだけは負けない日々を過ごそうと思っています。


今夜が、コトヌーで過ごす最後の夜です。
海からの湿った風が、優しく吹いている、そんな夜です。



2013年10月9日水曜日

訓練を終了し、出発し、到着しました。(笑)

すっかりご無沙汰してしまいました。

この投稿は、ベナン共和国のコトヌーで書いています。
そう、無事に青年海外協力隊として、派遣されております。(笑)


2カ月間の駒ケ根での訓練は、それなりに楽しく、それなりに厳しいものでした。
もうちょっと若かったら(って言いたくないけど。笑)、たぶん自分の感情をもっともっと出して、もしかしたらもっと過ごし難い2カ月間だったかもしれません。

しかし、この2カ月間は、好きとか嫌いとかの感情を(あんまり)出さず、しかし前向きに楽しんで過ごすことができました。うん、自分としては、それなりに感情をコントロールすることができたと思います。
そういう意味では、7年間の大学職員が、ちゃんと役に立っていると思います。


訓練終了から出国までは、本当にアッ!という間でした。
そんな短い間だったけど、たくさん、本当にたーっくさんの方々から「いってらっしゃい」を言っていただき、本当にあたたかい時間を過ごせました。

この出国までの期間に気づいたのですが、「いってらっしゃい」と言ってもらえると、その場所は、その言葉を受け取った人とって、帰る場所になるんですね。
だから、あんなにたくさんの「いってらっしゃい」をもらえた僕は、それだけ多くの帰れる場所があるんだな、と感じました。

その、いつでも帰れる場所があるという安心感は、これからの2年間のベナン生活で、すごく僕を支えてくれる気がします。


そして、残念かつ申し訳なく思うことは、いってきますと言いたかった全ての方にお会いすることができなかったことです。
荷造りだけでなく、お役所に表敬訪問へ行ったり、住民票やら何やらの手続きに行ったりと、思いの外やらなくてはいけないことが多く、パッキングもままならない日々でもありました。

そんな慌ただしい日々だったので、出発に向けての想いに浸ることもなく、あれよあれよと出発してしまいました。

時間の上手な使い方は、まだまだ鍛錬が必要なようです。
お会いできなかったみなさん、本当にすみません。ベナンでの日々を何らかの方法でお知らせすることで、お詫びとさせてください。


ベナン最大の街・コトヌーには、10月2日に到着しました。
思っていた以上に、過ごしやすい街です。この街で、1カ月間の語学研修を受けた後に、いよいよ自分の任地へ赴くことになります。

この街での生活のことは、また日を改めて書きたいと思います。
一先ず、今日はこの辺まで。

2013年8月12日月曜日

駒ヶ根ライフ・その2

今日は中間試験がありました。

中間試験…なんだか甘酸っぱい響きです(笑)。
どんな試験かというと、つまりは語学試験で、1ヶ月の訓練でどれだけ語学が上達したかを確認するための試験です。

今までの人生37年間で受験を経験したことがない僕は、試験に向けての勉強と言ってもいまいちピンと来ず、まぁ語学試験だし、ありのまま受けて、今の実力を知ろうと思った訳です。

結果は明日以降に判るみたい。さてさて、どう出ることやら(笑)。

そして、シニアボランティア(業界(?)では、SVさんと言います。笑)の方々は、今日が最終訓練日。明日、修了式を迎え、青年海外協力隊候補者(業界(??)では、JOCV候補者と言います。)より一足先に訓練所を立たれます。

つまり、今夜がSVラストナイト。

ってなことで、僕と同じ環境教育隊員がとても暖かいイベントを企画してくれました。
訓練所の中庭にシーツを張り、そこにプロジェクターでSVの方々へのメッセージや写真を投射する。そこへみんなが集い、会話し、想いを共有する。

それだけなんだけど、シンプルだからこそ、とても心に響く場になってたと思います。

同じ職種のメンバーとして誇らしかった。と同時に、ちょっとジェラシー(笑)。
僕も、何か企画したいなーと思います。(やっぱ、踊らせるか?笑)

そんなこんなな、訓練生活の34日目でした。

残り半分の1ヶ月。語学の習得も、専門職種の勉強も、そして(クーラーのない)ここでの暮らしも、もっと楽しくしていこうと思います。

2013年7月19日金曜日

駒ヶ根ライフ・その1


駒ヶ根での生活も1週間が過ぎました。
おかげさまで、なかなかの充実感。楽しい毎日を過ごしています。

今日は、同じ環境教育のチームメイトが開催したワークショップにBGM係として(笑)参加しました。
アイスブレイク(初対面同士が持つ緊張感のような空気を壊すためのワークショップ)を中心にしたワークショップで、大盛況でした!

毎日、午前中は語学(僕はフランス語を勉強しています)のクラスを、午後はいろいろな講義(例えば、今日は感染症について)を受けています。
この歳になって、自分の興味を追求できるチャンスをもらえて、すごく嬉しい。
スケジュールが詰まっていて、課題やその他の活動(委員会なんてのもあります。僕は野外訓練委員で、ツイストパン作りの企画を計画中!)もありますが、仕事に追われていた日々を思えば、まだまだ余裕がある。自分のペースで進められています。

40歳を目前にした大冒険。そのスタート準備は、なかなかいい感じに始められたんじゃないかな。

訓練を終える頃、そして旅立つ頃、自分はどんなになってるんだろう。
楽しみます!

2013年6月29日土曜日

キミと、食事を。

一人で旅をしてるときに感じることが多いですが、一人旅は楽しくても、旅先で独り食事をするのって、ちょっと寂しいです。そして、それは、普段の生活の中でも、寂しさの大小はあれど、やっぱり同じ。

だからでしょうか、一人で食事をするときって、なんだか早食いになってしまいます。

旅先だったら、同じ宿の人や道中一緒になった人と食事をしたりする醍醐味もあります。しかし、日常の中で、しかも人と人との距離がある街で暮らしていると、なかなかそう簡単にはいきません…よね?(笑)


でも、一人で食べていても、その食事が誰かとつながっていたら。
ちょっと、心がほっこりしませんか?


そんな気持ちにさせてくれる活動があります。
Table for Two
・JPN: http://jp.tablefor2.org
・Global: http://www.tablefor2.org/home

具体的な活動内容は、団体のHPをみてもらうこととして。(笑)
この活動について、僕が気に入っている理由はいくつかあります。

まず、気軽/手軽に参加できること。
TFTに参加しているお店に行き、自分のご飯に20円をプラスするだけ。
20円です。何かを我慢する必要もない。
(強いて言えば、フェリックスガムを2個我慢しなきゃいけないかもしれない。)

また、TFTのアプリを使えば、どのお店のどんなメニューを通じても活動に参加することができ、さらには自分の食事のカロリーコントロールも出来ちゃいます。
・Table for Twoアプリ: http://jp.tablefor2.org/project/app.html

そして、一番の理由としては、ただアフリカの子供たちに給食を届けるだけではなく、給食をとおして子供たちの生活改善にも取り組んでいることです。

例えば、『給食を通じて子どもへの栄養補給を行うと同時に、親にも学校に来てもらい(HPより)』親も巻き込んだ食育をしていく。そうすることで、子供だけでなく、社会全体の栄養状態も改善され、その結果として、社会活動が活発になるかもしれない。

そして、ずっと支援を続けるのではなく、『給食事業を運営するための資金提供と教育支援を行い、軌道に乗り定着した後は、現地の人たちが自分たちの力で給食事業を続けていくことを目指して(HPより)』いる。

国際協力に片足(まだ片足だけw)を突っ込んでいる身としては、こういうアプローチは大切だと思うし、自分が仕事をする際にも大いに参考にしたい点です。


独りでの食事。
だけど、僕が座っている向かいの席には、遠い空の下、笑顔で給食を食べる子供が座っている。

そう思うと、一人の食事も、より美味しくなる。

僕が最近ハマっている、小さな幸せのお裾分けです。

2013年6月2日日曜日

笑顔

昨日から今日にかけて、懐かしい方々にも、今までお世話になった方々にも、沢山お会いした。


まず、卒業してから20年、中学〜高校の6年間を過ごした学校へ久しぶりに伺った。
喜怒哀楽が詰まった6年間だった。辛いこと、悔しいこと、悲しいこと、嬉しいこと、楽しいこと…今でも色んな場面を思い出すことができる。

巣立ってから20年目の今だから判るんだけど、間違いなく、あの学校で6年間を過ごしたからこそ、今の僕がある。
そして、今の自分の生き方・考え方を、自信を持って肯定できる。

そういう意味では、今の僕の基礎が形成された場所だと言えると思う。

そんな学校で久しぶりにお会いした先生方は、みなさん笑顔で迎えてくれた。
僕は気が付かず、先生のほうから声かけてくださった方もいた(失礼極まりない…すみません。汗)

20年経っても覚えていてくださって、在学中と変わらない笑顔で話してくださった先生方。
そういう先生方がいらっしゃるのだ。我が母校ながら、好い学校だと思う。(在学中は思いもし…失礼極まりない、アゲイン。笑)

懐かしい笑顔っていうのは、心をあったかくしてくれる。
そのあったかさは、6年間の思い出も、改めて暖めてくれた。

お会いできた先生方、ありがとうございました。


そして、夜は、月1でやってたDJの最終回だった。

最終回ということもあり、久しぶりに会う友達や、卒業式ぶりに会う中学〜高校にかけての同級生も駆けつけてくれた。
久しぶりに会うのに、変わらずに話せる人がいる。その喜びを改めて感じた。

そして、この数年間、ほぼ毎月第一土曜日にお世話になってきたお店のみなさん。
僕がかける曲で、楽しそうに踊ってくれるお客さん。
一緒にフロアを盛り上げてきたDJの先輩方。
たくさんの方々に笑顔をもらって、いってらっしゃいを言ってもらえた。

こんなにたくさんの笑顔と、こんなにたくさんの応援をもって、次のステップへ背中を押してもらえるなんて、僕は本当に幸せ者だ。

本当に、ありがとうございました。


昨日から今日にかけて、たくさんの笑顔とたくさんの暖かい気持ちを頂いた。
その幸せを忘れずに、アフリカの大地でも、笑顔を咲かせてきます。


また、いつの日か。必ず。

2013年5月29日水曜日

a little happiness sharing.

ア・リトル・ハピネス・シェアリング。小さな幸せのお裾分け。
このところ、僕が暮らしの中で気にしていることです。

あの名曲にもありますよね。
 ♪なるべく小さな幸せと〜、なるべく小さな不幸せ〜
 ♪なるべくいっぱい集めよう〜 (The Blue Hearts『情熱の薔薇』)
そんな気持ち、解るでしょ?(笑)

そういう小さな幸せが、たくさん集まって、日々の幸せとなる。
当たり前だけど、すごく大切なことだと思います。

でも、“幸せ”っていうのは主観的感覚で、例えどんなに好きな相手でも、どんなに近い存在でも、自分以外の幸せは判らない。

んじゃ、相手の幸せは判らないのに、どうやったら小さな幸せのお裾分けができるのか。
っつーか、幸せのお裾分けって、何なのか。

僕は、自分の幸せを渡すことこそが、幸せのお裾分けだと思っています。
相手が受け取るかどうかは、二の次。
僕が渡したいから、渡す。それで十分。

渡したものが、相手の幸せになるかどうかは、その相手次第。
主観的にジャッジできるのは、自発的な“渡す”という行為までで、それ以後のことはわからない。


いや、むしろ、渡させてくれてありがとう、って感謝するくらいで丁度好いんだと思う。


だから、相手の姿が見えなくてもいいんです。
僕の起こした行動が、この地球上の誰かの幸せになる。
sharing a little happiness with someone on the planet.
それだけで、僕も嬉しい。

例えば、僕が好きな靴に、Tomsというブランドがあります。
US) http://www.toms.com
JP) http://tomsshoes.jp

ここの靴、履きやすくて、飽きのこないデザインが気に入ってます。しかも、高くない。
それプラス、ここの靴を1足買うと、自動的に靴を必要としている子供達に1足プレゼントできるんです。

新しい靴を買って、僕も嬉しい。
新しい靴をもらって、誰かも嬉しい。
そう、嬉しいを、誰かと共有できる靴なんです。

そういう小さな幸せを、知らない誰かと共有できる商品って結構ある。
自分が使うものを選ぶ時、一歩だけ進んで考えて、自分と誰かが幸せを分かち合えるものにする。それだけで、自分の暮らしに、小さな幸せを増やすことができるんじゃないかなぁと思うのです。

そういう小さな幸せがつまった暮らし方こそが、“ゆとり”ある生活なんじゃないかな、と、僕は思うのです。

2013年5月15日水曜日

はじめのいっぽ。

ブログを開設した。
その記念すべき、第一投稿となる。

ブログを開設した理由は、いくつかある。

まずは、今まで使っていたSNSを整理するため。
mixiだのfacebookだの、時の流れとともに色んなSNSに参加してきた。が、あっちもこっちもだと、自分自身まとまりがつかない。であれば、自身のブログに一本化するのが一番スマートだろう、と思い開設した。

さらに、9月から派遣される予定の青年海外協力隊の活動を書くため。
当初はfacebookに活動をアップしようかな、とも思っていたが、ブログならfaceboookを使っていない人にも僕の活動を伝えることが出来る。また、自分自身、赴任国や青年海外協力隊そのものについて調べるときにも、今までの隊員の方が発信しているブログがとても役に立ち、また興味深かったこともある。

そして、協力隊から帰ってきた後のため。
現時点では、僕はこのブログを出来る限り続けていこうと考えている。日記であり、公的な活動記録であり、私的な思考の記録帳である、そんなモノにしたい。言うならば、僕という人間のヒトトナリを映す鏡のようなブログにしたいと思っている。

だから、僕(novcoba)のブログ(blog)ということで、novcoblogというタイトルにした。
安易なネーミングだけど、色んな想いをこめているんです。一応。

これからの僕がどう歩いていくのか、僕自身、楽しみだ。
これを読んでくれた方々も、一緒に楽しんでくれたら、すんごく嬉しいです。

ということで。

はじめのいっぽ、とーんだっ!