2013年11月5日火曜日

コトヌー最後の夜です。

今夜が、赴任前にコトヌーで過ごす最後の夜です。


この1ヶ月間、この街で現地語学訓練を受けていました。
最初は、日本の派遣前訓練で習ったフランス語とは違ったアクセントに驚いたり、なかなか話す度胸がなかったりしましたが、この1ヶ月でだいぶ慣れたように感じています。

コトヌーは、ベナンで一番大きな街だけあり、(金に糸目をつけなければ)それこそ東京で暮らすのと同じような物を買うことも出来ます。
それでも、街を歩けば(当たり前だけど)日本とは違う景色があり、少しずつ、自分の身体の中にベナンの空気が入ってくるような、そんな日々を過ごしました。


ベナンに来て、一番気に入っている習慣があります。
それは、シエスタ。この国の人々は、昼休みを2時間半くらいとります。で、昼寝をする。それが、僕のペースにすごく合うみたい(笑)。
この1ヶ月、僕も毎日昼寝をしています。早くも、ベナンの習慣の一つが、僕の身体にしみ込んでいるようです。


先日、語学研修旅行と称した2泊3日の小旅行がありました。
これは、それぞれの隊員が、自分で旅行を計画し、自分で手配し、一人でベナン国内を旅行してみる、謂わば、語学を実践的に使ってみることを目的とした旅行です。
この旅行で、僕は自分の任地であるジュグーへ行ってみました。

ジュグーは、コトヌーからバスで約9時間、約500km北にある地方都市です。
ベナンの中でもイスラム教徒が多い街として知られていて、コトヌーとはまた違った雰囲気の街でした。


そのジュグーへ、明日、引っ越します。

ちょうど一年前、青年海外協力隊に応募しました。
そして、明日、僕は新しい一歩を踏み出します。


いよいよ、です。


技術補完研修のときに頂いた、同じ環境教育隊員の間で支えとなっている言葉があります。

『好い戦いをしよう。』

これから先、多くの辛苦があると思います。
そこでつまずくのも、そこを避けるのも、そして乗り越えるのも、自分自身です。

そういう意味では、これからの日々で戦う相手は、自分自身なのだと思う。

果たして、僕は、任地でどんな活動ができるか、まだわかりません。
それでも、自分の弱さにだけは負けない日々を過ごそうと思っています。


今夜が、コトヌーで過ごす最後の夜です。
海からの湿った風が、優しく吹いている、そんな夜です。



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