2013年12月23日月曜日

『未来』について、考える。 〜ジュグー生活 第7週目

先週に引き続き、これからのことを考える一週間でした。

と言うのも、この12月中に、JICAに対して第一号の報告書を書く必要があるのです。
で、その中で、活動の準備状況というのを記載する箇所があり、それにも関連して、これからのことをあれやこれやと妄想する一週間でした。


でね、考えてる間に、ふと思ったのです。

『この国の人たちは、未来のベナンをどういう国にしたいのだろう?』


と言うのも。

この国(というか、多くの経済発展途上国)では、学校で情操教育があまり行われていません。授業も、先生から生徒に一方的に教えるだけのことが多いとか。

そういうスタイルの教育を受ける時、子供たちは未来のことを想像するのかな?と、疑問を感じました。

僕は、幼稚園でも小学校でも、将来何になりたい?とか、未来の町はどんなだろう?とか、作文や絵を書いた記憶があります。
だから、自ずと自分の将来や住んでる場所の未来を、子供ながらにイメージしました。


でも、そういうイメージを、子供の頃にしなかったら?
生活をするには金がかかるから、金を稼がなかったら生きていけないんだ!としか、周りの大人が考えていなかったら?


どちらが正しいとか間違ってるとか、そういう話ではないのです。


ただ、将来をイメージしなかったら、どうやって夢を叶えるんだろう?
未来をイメージしなかったら、どうやって国を作っていくんだろう?

それが、気になるのです。


経済発展途上国での援助や支援の活動をしていると、どうしても自国と比較し、自国で行われているやり方を手本としてしまうきらいがあります。

でも、この国の未来は、この国の人たちが考え出すべきだと、僕は思うのです。
僕は、そのお手伝いをするだけ。
どうすればその未来を作ることが出来るのか、一緒に考えるだけ。

他国の人間が先頭に立つべきではないと思うのです。
他国の人間が先頭に立ってしまうと、どうしてもその国の模倣で終わってしまう。

それって、『この国の未来』…なのかな?


年明けから、小学校の子供たちを対象にアンケート調査を行う計画をしています。
その時に、彼らの夢や将来について、ちょっと聞いてみようかな。


そんなことを考えた、ジュグー生活第7週目でした。

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