先週に引き続き、これからのことを考える一週間でした。
と言うのも、この12月中に、JICAに対して第一号の報告書を書く必要があるのです。
で、その中で、活動の準備状況というのを記載する箇所があり、それにも関連して、これからのことをあれやこれやと妄想する一週間でした。
でね、考えてる間に、ふと思ったのです。
『この国の人たちは、未来のベナンをどういう国にしたいのだろう?』
と言うのも。
この国(というか、多くの経済発展途上国)では、学校で情操教育があまり行われていません。授業も、先生から生徒に一方的に教えるだけのことが多いとか。
そういうスタイルの教育を受ける時、子供たちは未来のことを想像するのかな?と、疑問を感じました。
僕は、幼稚園でも小学校でも、将来何になりたい?とか、未来の町はどんなだろう?とか、作文や絵を書いた記憶があります。
だから、自ずと自分の将来や住んでる場所の未来を、子供ながらにイメージしました。
でも、そういうイメージを、子供の頃にしなかったら?
生活をするには金がかかるから、金を稼がなかったら生きていけないんだ!としか、周りの大人が考えていなかったら?
どちらが正しいとか間違ってるとか、そういう話ではないのです。
ただ、将来をイメージしなかったら、どうやって夢を叶えるんだろう?
未来をイメージしなかったら、どうやって国を作っていくんだろう?
それが、気になるのです。
経済発展途上国での援助や支援の活動をしていると、どうしても自国と比較し、自国で行われているやり方を手本としてしまうきらいがあります。
でも、この国の未来は、この国の人たちが考え出すべきだと、僕は思うのです。
僕は、そのお手伝いをするだけ。
どうすればその未来を作ることが出来るのか、一緒に考えるだけ。
他国の人間が先頭に立つべきではないと思うのです。
他国の人間が先頭に立ってしまうと、どうしてもその国の模倣で終わってしまう。
それって、『この国の未来』…なのかな?
年明けから、小学校の子供たちを対象にアンケート調査を行う計画をしています。
その時に、彼らの夢や将来について、ちょっと聞いてみようかな。
そんなことを考えた、ジュグー生活第7週目でした。
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