クリスマスでしたね。どんな日を過ごしましたか?
日本では祝日にはならないので、お仕事だった人も多いと思います。
ベナンでは、クリスマスは祝日です。学校も仕事もお休み。
イスラム教徒が多いここジュグーでも、それは同じです。
ジュグーのクリスマスは、なんとなく日本のクリスマスと似ています。
ヨーロッパのように家族と過ごすというわけではなく、クリスマスを理由に、友達とパーティーしたり楽しむ日のようです。
そのせいか、昨日から街中がなんとなく浮かれた雰囲気に包まれていて、あ、これがジュグーのクリスマスなのかな、と感じることが出来ました。
昨日の夜も、遅くまで出歩いてたり、盛り上がってたりする人が多かったです。
面白いなと思ったのは、イスラム教徒の人も『Joyeux Noël!!(フランス語でメリークリスマス)』とか『Bon fête!!(楽しい祝日を)』とか挨拶していたことです。
アメリカなんかだと、Merry Christmas!の代わりにHappy Holiday!なんて言ったりするみたいですが。
でも、相手の宗教を尊重するのであれば、その宗教に合わせた挨拶をする方が好い気がします。
確かに、Happy Holiday!とかSeason's Greetingとかは、政治的には正しい言い方なのかもしれない。けれど、政治がいつも正しいとは限らない。
相手がいるからこそ生じるのが挨拶なのであれば、相手の立場に立った挨拶をするのが心地好いと、僕は思うのです。
さて、そんなクリスマス。
改めて自分の幸せを感じることも多い日だと思います。
でも、改めて言うまでもなく、その幸せは世界共通ではありません。
シリア、中央アフリカ、南スーダン…
争いに巻き込まれて、逃げ惑うことすらできない人々がたくさんいます。
フィリピン、イギリス、ブラジル、そして福島…
自然災害の被害にあって、そこから立ち上がろうとしている人々もたくさんいます。
この時季だからこそ。
もし、プレゼントの予算がちょっとだけ余ってたら。
もし、忘年会を少しお得にやることができたら。
もし、セールで思ってた以上にお得な買物ができたら。
その余裕ができた分を、この地球に住むみんなで分かち合ってみませんか?
ちょっとの幸せのお裾分けでも、その力は決して小さくないから。
幸せを感じると、人は暖かくなる。
一人でも多くの人が、暖かくなれたらいいな。
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